痛恨のミス
和金のキンちゃんのために、つい先日水槽を更新して、外部式のフィルターまで奢って環境を整えたのですが、その環境でキンちゃんが過ごせたのはほんの数週間となってしまいました。長年我が家でヒラヒラと涼しげに泳ぐ姿を楽しませてくれたキンちゃんは、僕の不注意のせいでもういません。
何があったのか。
新しい水槽のガラス蓋はやや小さめで、以前使っていたアクリル水槽の樹脂製の蓋よりは脇に隙間ができてしまうので、両脇に均等に隙間ができるようにガラス蓋を置いていました。食事の時だけ、餌を入れるためにちょっと脇に動かして、入れ終わったらまた蓋を戻す。簡単な事だったはずなのに、その日は夜の餌を与えた後、蓋をずらし忘れてしまったのです。
翌朝、どこを探しても、水槽の中にキンちゃんはいません。オーロラのブッチーが悠々と泳いでいるだけ。
水槽の隣のカゴの中に、変わり果てた姿のキンちゃんが横たわっていました。夜のうちに水槽から飛び出してしまったようです。悔いても悔いきれない痛恨のミス。5年前の夏、子供たちがお祭りで、ダメだというのにすくってきて仕方なく買い始めた金魚。他の子たちが死んでしまってもなおキンちゃんだけは元気に大きくなっていたし、それこそつい昨日まで、とても元気に過ごしていたのに。本当に申し訳ないし、どうにも切ない。
亡骸は、最後に亡くなった金魚の隣に子供たちと一緒に埋葬しました。