家電三種の神器力尽きる
高度経済成長期を迎える直前、神武景気に沸く日本で家電の三種の神器としてもてはやされた白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機。時代変わって2018年となって、白黒テレビが4Kハイビジョンテレビとなりましたが、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の三種の神器はわが家の生活に欠かせないものです。
その三種の神器がいっぺんに壊れました。まさにわが家の危機と言っていい。
まずテレビ。テレビは12月から4Kハイビジョンの本放送も始まるし、あと2年くらいしたら買い換えようかと思ってましたが、わが家の三男による物理攻撃によって液晶画面が逝ってしまいました。これについては「壊れた」というよりは「壊された」が正しい。けれども数ヶ月前から液晶に縦線が現れて消えなくなっていて目障りではあったので、ほぼ「壊れた」判定で。このソニーのブラビアは結婚当初に購入。ちょうどテレビパネルが某国製のパネルに席巻され始めた頃のテレビで、もちろん御多分に洩れずこのテレビも某国製パネルを採用。フルハイビジョンながら最初からもやっと霧がかかったような映像だし黒が締まらないしとちょっとがっかりだった上に、倍速回路がつく直前のプロダクトでとにかく動くものに弱い。その上これでもかというぐらいに壊れ続けて、3回めの修理で液晶と筐体以外の全てが入れ替わったといういわくつき。とはいえのその後は壊れることもなく、12年使われてきたので、大往生といえば大往生です。
次に冷蔵庫。結婚当初は子供なんていらないと思っていたので、「こんな大きいの買っちゃった」と470Lの冷蔵庫で喜んでましたが、気がつけば男子ばかり3人次から次へと生を受け5人家族になってしまいました。冷蔵庫の容量が絶対的に足りない。ぎゅうぎゅうに押し込むせいで、冷えないし、冷えてもムラだらけで冷蔵室なのに一部凍ってしまう始末。そしてここにきて、この猛暑なのに製氷ができないという致命的な問題が発生。こちらも結婚当初から12年仕様なので、大往生。
そして洗濯機。実は実家はずっと洋物のドラム型洗濯機で、洗濯乾燥ができるドラム型洗濯機こそが共働きのわが家には時短要素の一つ(あとはロボット掃除機と食洗機)と思っていたので、迷わず新婚当時に導入しました。当時は日立のビッグドラム。その名の通りドラムが大きくて落差があって叩き洗いが捗るというのが売りでした。しかしその後、新居へ引越しすることになりましたが、洗濯機が所定の場所に収まらないことが発覚。仕方なく買い換えたのが今は亡き三洋電機のAQUAでした。
オゾンを発生して選択をするという機能がキャッチーで、しかも風呂の残り湯もオゾンで洗浄してから使うから清潔というのも売りでした。
しかし、しかし、如何せん5人家族には洗濯槽が小さすぎる。結局はそこ。時短のはずが、2回3回と分けて洗濯せねばならず、しかもどういうわけかお急ぎコースで洗濯ができなくなって全て念入りで洗濯するしかないのでえらく時間がかかる。しかも、乾燥もフィルター掃除をいくらしても内部に埃が溜まってしまって、何度修理してもすぐに効率が落ちてろくに乾燥できなくなってしまうという問題があり、こちらは買い替えから8年ながら、買い換えることにしました。
どれも使い切った感あります。色々工夫しながら壊れた部分を補って使い続けてきましたが、もう限界。今まで老体に鞭打って酷使してごめんね。どうもありがとう。
週明けには新しいテレビ、冷蔵庫、洗濯機がやってきます。