今期から主力燃料は灯油で決まり〜③MSR DRAGONFLYとQuietstove Silent Cap model 107
そしてシングルバーナーをどうするか…。
いや、武井さんでいいと思いますよ。湯沸かしもケリーケトルがあればあっという間に1.6Lのお湯が沸くし。今までだって、スノーピークのギガパワープレートバーナーをメインで料理に使って、ギガパワーマイクロマックスやヤエンストーブ・レギでお湯を沸かしたりしてたので、武井さんをメインに湯沸かしはケリーでいいと思ってました。
しかし、灯油バーナーってその多くが弱火にできないもんなんですね、知らなかった。
わが家は育ち盛りの男子が3人もいるもんで、キャンプでも白米が欠かせません。炊飯するには強火でグツグツの後の弱火で十数分っていう行程が必要ですが、弱火にできないんじゃ焦げ焦げのご飯を量産してしまいます。次期主力燃料を灯油に変更するにあたり重大な問題点です。
さて、MSRといえば山岳テントで有名ですし、ツーポールシェルターのパビリオンが有名で、憧れのブランドです。MSRが「マウンテン・セーフティー・リサーチ」の略だっていうのにもなんだか惹かれます。わが家の需要に会うテントがなかなかなくてMSRとは縁がなかったのですが、ここにきてマルチフューエルバーナーでMSRとご縁がつながりました。灯油で火力調節といったらMSR DRAGONFLYってくらい有名なバーナーのようですね。
ググるとDRAGONFLYと一緒に出てくる単語で気になるものと言えば「爆音」です。YouTubeでその爆音っぷりを聴いてみましたが、「ゴォ〜!」っていう音を想像してたのですが「ブバババババババババッ!」って予想の遥か上をいく爆音で日和りました。
もう一つ、ググって気になる別の単語と言えば「静音化」。Quietstoveというところの静音化キャップを純正のキャップと付け替えると音が静かになるとのこと。またまたYouTubeで静音化済みのDRAGONFLYの音を聴いてみたら、まるで別人じゃないですか!「コォ〜〜〜〜!」って言ってて、これなら全然良さそう。ちょっと爆音で運用してみたい気もしましたが、会話もできない轟音となれば、せっかくのキャンプの夜の家族団欒が妨害されてしまうので、迷わずポチッと併せて購入。
しかし、購入してみてからレビューを見てみると、「ホワイトガソリンでの運用では問題ないが、灯油での運用は難あり」的なレビューが多く、ちょっと勇み足だったかな?と後悔しつつ、DRAGONFLYとQuietstoveの到着を待ちました。
DRAGONFLYが届くとすぐに、ニップルを灯油用のものに変更。その過程で純正キャップを外すのでQuietstoveのサイレントキャップに換装し早速試運転。
おおおおおお!うまくついた〜!たっぷりしっかり予熱して、一旦火が消えたところにライターで再着火でうまく青い炎がつきました。結構しっかり音がしているような気もしますが、「コォ〜〜〜!」という耳障りのいい音なので、これなら大丈夫そう。
しかし30ozのボトルだと大きすぎますね。DRAGONFLY用に中くらいの燃料ボトルをいくつか買おうかなと思いました。
しかし予熱器による加熱ではなく、灯油を浸した芯に火を付けて加熱するこのDRAGONFLY、本体がとっても煤でよごれますね…。取説には予熱の炎はサッカーボール大に燃え上がりますと書いてありましたが…
なかなか豪快で、予熱器のバーナーによる加熱よりよっぽど腰が引けます。しかしココでしっかり火が消えるまで予熱しておけば、灯油でQuietstoveを使おうがなんだろうがきっちり青い炎が上がります。
これでランタン、ストーブ、バーナーが灯油化できました。それに加えて焚火とケリーケトルもあります。とは言え実のところ、真夏の低地ではイワタニのCB8000Fを使ってお気楽に済まそうかと思っています。ノーマルのCB缶、お安いですし…