今期から主力燃料は灯油で決まり〜①Petromax HK500

突然ですが、今期からキャンプの燃料の主力をOD缶のガスから灯油、アルコール、薪にして行こうと思います。決定事項です。

小さい子供がいることもあって、引火してしまいそうな液体燃料とか、プロセシングの過程でざっくり事故が起こったりしそうな薪とかを、もう親の仇のように盲目的に忌み嫌っていたわけですが、先日の春先のソロキャンプであっさり考えが変わりました。

「こんな楽しいことやらせてあげないなんて!」

あと、OD缶のコストがかかりすぎ問題。わが家は比較的高地に涼しい時期に行くことが多いので、ハイパワーのプロパン+イソブタンを使うことが多いのですが、これが総じてお高い。だいたいランタンとガスバーナで500のOD缶が、2泊で4個は飛んでいきます。

それから、背中を押されるきっかけになったのは、近所のアウトドアのお店に置いてあったPetromax HK500という灯油ランタンとの出会いでした。最初、やたら傘がでかいランタンがあるなぁ…ぐらいにしか思ってなかったのですが、話を聞くほどに興味が湧いてきてしまいました。

そもそも、20年前に導入したプリムスのP-571(230w相当≒360CP)が今だ現役で頑張ってくれていましたが、最近どうも以前ほど明るくならずくたびれてきた感が出てきたので、そろそろ次期主力ランタンをどうしようと気にしていたところでした。十中八九コールマンのガソリンランタンにしようと決めていましたが、ホワイトガソリンがどうも心配で踏み切れずにいました。

灯油なら燃料としては安全だし安いし、HK500はその名の通り500CPなのでいいかな…

というわけで、今後のわが家の主力燃料は灯油ってことになりました。灯油にありがちな「プレヒート不足で大炎上」の怖さはありますが…。大きな傘がついた姿はHK500のアイコンですが、まずは単体で。必要なら付け足す方向で検討してみようかな。

とにかくこのHK500、ランタンとしての機能もさることながら「モノ」としての魅力もすごいんじゃ!この予熱器あたりの造形とかタンクの形やPetromaxのエンボス…

この圧力計とかももう…

早速炎上覚悟で点灯試験して見ました。Petromax、ドイツ製ですが当たりハズレがあるとも聞いているので、一応確認しておかないと…

無事、炎上なく点灯しました。激しく明るいです。これは傘ないと目を悪くするかもね…

思ったより順調にプレヒートから点火に至ったのですが、プレヒートバーナーでタンク内圧がサクッと落ちてしまうので、プレヒート中年中ポンピングし続けなきゃいけなかったっていうのが想定外。開始前のポンピング自体も、こんなに押さないとダメか!ってくらい押してようやく規定の圧力に達する感じで、オーナーさんが早々に自転車の空気入れが使えるアダプターに換装する気持ちがわかりました。タンク内に800mLくらいは入ったと思うので、こういうものなのでしょうね。