ディスコへの道
突然ですが…
ディスコことランドローバー社のディスカバリーがわが家にやってきて3ヶ月、走行距離にして3000kmを超えました。
そもそも次に乗るクルマを考え始めたのは昨年の4月頃のこと。
最初はミドルクラスSUVを探していて、ちょうど発売間もなかったランドローバーのディスカバリースポーツに白羽の矢を立てました。ちょうどBMWならX3、AudiならQ5あたりと競合するクラスです。ディスカバリースポーツはこのクラスで唯一、3列シートを備えていて7人乗車が可能なのも魅力でした。
しかし、試乗すればするほどこのクラスのSUVは大人2人にチャイルドシート付きの子供3人を載せることを考えるとどれも狭くて乗り換えの目的が果たされないことがわかってきました。そこで、フルサイズSUVに目を向けると、このクラスは7人乗車ができる車種が結構あることがわかりました。トヨタのランドクルーザー200や同じくプラド、それからLexusのLX570、BMW X5にメルセデスのGL、そしてランドローバーのディスカバリーとレンジローバースポーツ…とよりどりみどり。
片っ端から試乗するとX5とレンジローバースポーツが3列目が狭すぎて脱落。ランドクルーザー200やLX570はフルサイズの中でもかなり大きく取り回しに不安が残り脱落。結局プラドディーゼルとディスカバリーとGL350が最後に残りました。一時はGL350でほぼ決まりかけたのですが、その時たまたま試乗してしまったゲレンデに心を奪われてしまい脱線。ゲレンデの試乗を繰り返すにつけ「四角い」ということがいかに車両感覚をつかみやすく乗りやすいかということと、クロカン四駆はがっちりラダーフレームがいいなと思うに至り、ほぼG350 BlueTecの契約直前まで行ったのが昨年の9月頭のこと。
しかしここにきてペーパーゴールド免許ドライバーの妻が「子供の送迎のために車があったらいいなぁ」とか言い出し、妻の車まで買ったらどうしようもなく予算オーバーとなってしまうので泣く泣くゲレンデを断念。
そしてゲレンデの次点となっていた比較的四角いSUVであるディスカバリーに決まったのでした。ちょうど国内在庫車に色以外は欲しい仕様と合致した車があったので即乗り換えとなったのが昨年の9月下旬のことでした。
ディスカバリーはゲレンデほどではないにせよ四角くスッキリとしたボディーで、最小回転半径が5.5mとこのクラスではダントツに小回りも効いて、インテグレーテッドボディーフレーム構造というラダーフレームの上にスチールモノコックボディーをのっけたような構造を持ち、ゲレンデ試乗で抱いていた希望をほぼ満たす上に、当初希望していた7人乗りでしかもエアサスで乗り心地も抜群。そして、ほぼオプション装備の設定がなく標準状態でほぼ必要にして十分でありながら価格も控えめと魅力的なことこの上ない車です。2014年モデルからV8 5L NAエンジンからV6 3L SCエンジンに切り替わっていて、V8を好む向きには改悪なのでしょうが、維持費や燃費を考えると非常にバランスのとれたパッケージングとなっています。しかもこのジャガー製V6 3Lエンジンが滑らかでいい!乗ってるだけでワクワクするクルマには久々に乗りました。
ディスカバリーとは長いおつきあいになりそうです。