ライカM5を買ったのだが…

とうとう銀塩ライカを手にしました。
正確にはブラックペイントのDIIIを持っていたことがありますが、銀塩M型ライカは初めてです。シルバークロームのライカも初めて…。スベスベのメッキが気持ちいい。

まず最初にみて思ったのは

「M5デカっ!」

ということ…。
M9と較べても高さと幅は大きいくて奥行きだけが小さいので余計に平たく大きく見えます。アルマイトのお弁当箱といわれたのもわかる気がする。

さて、おそるおそる巻上げレバーを巻上げると、シャコッとレバーが巻き上がって、レンズの奥にグルグル模様のCdS素子がスッと現れてTTL測光を始める。
巻上げる感触はペンタックスSPともNikon FAとも違うなんとも気持ちのいい感触。

そしてちょっと深いストロークのシャッターを切ると…

シャッ…

と小さな音がして、横走り布幕シャッターの振動がボディーに伝わる。
これがライカのシャッター音なの?なんて小さくて上品な音…。Mデジタルのシャッター音に文句が出たのもわかる気がする。
気持ちのいい音。気持ちのいい感触。

早速連休の箱根旅行にM5のみを持ち出してパチパチ写真を撮ってきました。

なのに…

現像したネガのコマになんだかムラが出ます。一応お決まりの空などを高速シャッターから低速シャッターまで設定を変えて撮ってみましたが、どのシャッター速度でもムラが出ます。

残念、初期不良にて修理対応。
せっかくきてくれたのに
また暫くお別れです。

追記…
結局、露出計が動かなくなったりもしたので、えいやっとオーバーホールに出すことにしました。
銀座のリペアマンさんにM5を預けること2ヶ月。スッキリと整備、修理されて戻ってきました!

露出計バッチリ。巻き上げ終わり頃のCdS立ち上がりの感触がカクッとならず滑らかに。シャッターボタンのストロークが適切な深さに調整され、ブライトフレームセレクターの粘りも解消。二重像内のツブツブがすっきり清掃されて、SSも調整され、いいかげんに補修してあったグッタペルカが綺麗に補修までされて!!

もうウットリです…